自分が好きなことは何かと考えてみたとき、「自分の能力を試すこと」は間違いなく好きなことの一つであろうと思います。
それはこれまでに自分がやってきたことや、自分自身のキャリアの根底には、この「自分の能力を試すこと」があると思われるからです。
大学を卒業後、就職をせずに資格試験の合格を目指して勉強をしたのも、「自分の能力を試してみたい」というのが主な理由でした。
自分の場合、大学の附属高校に通っていたので、大学へは学内入試という制度により内部進学という形で進学しました。
なので、他の多くの人が経験する大学受験という挑戦をしていませんでした。
そもそも受験勉強というものを無駄なものだと考えていたため、何度も受験勉強をしなくても良いように、わざわざ高校から大学の附属高校に行き、大学受験を回避したのですが、自分の中に挑戦して「自分の能力を試してみたかった」という思いが残っていたのだと思います。
それで、大学を卒業する際に、大学受験をしなかった代わりに資格試験に挑戦して、「自分の能力を試してみたい」と考えたのでした。
そして、運良く合格することができ、「自分の能力を試すこと」ができました。

その後、研修を終えて、お誘いいただいた組織で働くようになったのですが、その際にも、果たして自分は組織で通用するのだろうか、「自分の能力を試してみたい」という思いがありました。
周りからは、組織で働くのに向いていないと言われていたので、なおさらでした。
さらに、転職後に独立して自分で仕事をするようになってからは、「自分の能力を試すこと」の繰り返しでした。
同じことばかりを続けていると飽きてしまうので、定期的に新しいことに挑戦していましたが、その根底には「自分の能力を試してみたい」という思いもありました。
それは、新しい分野への挑戦であったり、組織化の試みであったり、チームを組んでの仕事への取り組みであったりと様々でした。
それ以外にも、ホームページの作成、書籍の出版、ブログの開設、オンラインサロンの開設など、自分にもできるかどうか、「自分の能力を試してみたい」との思いもあって、全て一度は自分の手でやってみました。
仕事をリタイア後に、それまでほとんどやったことのなかった料理を始めたのは、不器用な自分にも果たしてまともに料理ができるのだろうかという「自分の能力を試してみたい」という思いが大きかったからです。
そして、現在、小説を書こうともがいていますが、これもまさに「自分の能力を試してみたい」からにほかなりません。
また、それ以外にも、常に何か新しく挑戦する対象がないかを探しているのも、「自分の能力を試すこと」が好きだからだと思います。
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