前にも書いたとおり、リタイア前から、TVドラマはほとんど見ないのですが、リタイア後はNetflixでたまに見ることがあります。
今回は、最近見た実写版ドラマ「パリピ孔明」の紹介です。
Netflixでたまたま見つけ、見てみたところこれが面白く、結局全10話を全部視聴しました。
2023年の秋に放映していたようですが、TVドラマはほとんど見ないのでそのときには知りませんでした。
近々、劇場版が公開される予定なので、その宣伝も兼ねてNetflixでやっているのかもしれません。
原作は漫画で、現在は「週刊ヤングマガジン」で連載中です。
アニメ化もされていて、2022年の春に放映されていました。
原作の漫画は読んだことはないのですが、アニメ版はNetflixで見たことがありました。
そして、今回はその実写版ドラマを見ました。

個人的にもともと三国志が好きで、その中でも諸葛亮孔明の大ファンなので、その孔明をパロディとして扱われることには少し抵抗があり、それゆえ「パリピ孔明」の原作漫画は読んだことがありませんでした。
それがリタイアしてから、Netflixでたまたまアニメ版を見かけ、好奇心から見てみたところ、予想に反して孔明を変な風には扱っておらず、面白かったので、今回、実写版ドラマも抵抗なく見ることができました。
ストーリーは、五丈原の戦いで病死した孔明が、現代の東京渋谷に若返って転生し、たまたま出会ったアマチュアで駆け出しの歌手である月見英子のマネージャーになって、彼女の夢をかなえていくというものです。
まずは転生した孔明の適応力に驚かされます。
若返って転生したことはもちろんのこと、現代の東京渋谷での生活にも直ぐに適応していく様は、さすが天才といったところでしょうか。
孔明ならば、これぐらいの適応力を有していてもおかしくないと思えるので、その点について違和感なく見ることができてしまいます。
そして、孔明が英子のマネージャーとして色々な策を講じていくのですが、これが歴史上孔明が劉備玄徳軍師として行った計略をベースにアレンジしたものとなっており、三国志ファンならかなり楽しめます。
また、作中で、孔明がライブハウスのオーナーである小林(生粋の三国志オタク)と三国志に関する会話を度々するのでが、これらについても三国志ファンであれば全てわかる話なので、楽しめます。
もし、「パリピ孔明」のアニメなり実写版なりを見るのであれば、その前に三国志を読んでおくことをお勧めします。
楽しさが倍増すること請け合いです。
あと、孔明役の向井理さんの演技がすごくハマっています。孔明ってこんな感じだったんだろうなと思えてしまうぐらいです。
向井さんの丁寧な口調の理屈っぽい台詞にも、違和感がありません。
英子役の上白石萌歌さんは、その歌のうまさに驚きました。なかなかの歌唱力です。
さらに、オーナーの小林役は森山未來さんなのですが、いかつさと胡散臭さを演じきっています。さすが、演技派といった感じです。
アニメ版と実写版ドラマの両方を見た感想として、個人的には断然アニメ版よりも実写版ドラマの方が良いと思います。
この機会に漫画も読んで、実写版ドラマの続編となる劇場版も是非観に行きたいと考えています。
漫画『パリピ孔明』
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