買物会員とキャッシュレス決済

生活全般

リタイア前から食品スーパーやショッピングセンターなどで買い物はしていたのですが、
ほんの少しの手間を惜しむあまり、いわゆる「買物会員」にはなっていませんでした。
現在、多くのお店が顧客の囲い込みなどの目的で「買物会員」のシステムを採り入れています。
一昔前は会員カードの発行されることが多かったのですが、現在はほとんどが会員アプリをスマートフォンにインストールして会員登録をする形になっています。

会員カードの発行を受けるためには、紙の申込書で入会申込みをしなければならず、アプリ会員になるためには、アプリのインストールと会員登録が必要です。
ほんのちょっとした手間なのですが、これが面倒くさくて、「買物会員」にはなってませんでした。

会員にならないと、不利益を受けることは、リタイア前から重々承知していました。
かなり単純化して考えてみれば、例えば、会員のみが割引される商品があったとして、会員の受ける割引分は最終的には同じ商品を購入する非会員が負担することになる可能性が高いと考えられます。そのように価格設定がされていると考えるのが相当です。
会員に付与されるポイントによる利益分も同様に、最終的に非会員が負担することになる可能性が高いと考えられます。
会員に対してポイント付与により与える価格分を広く全体の商品の価格に上乗せをしていると考えるのが相当です。
食品スーパーなども営利企業として経営的に利益を上げなければならないからです。

なのでリタイアして間もなく、日常的に買物で利用する食品スーパなどのお店の全てで、「買物会員」になりました。ちなみに、会員登録にカードを利用しているお店は一つだけで、あとは全てアプリを利用していました。
ほぼ毎日買物をするので、不利益を受けることが分かっていながら、もはや手間がかかって面倒くさいなどという理由で「買物会員」を利用しないわけにはいかなくなりました。

また、「キャッシュレス決済」については、現在かなり普及しました。全体の40%を超えたようです。
個人的には、リタイア前から、デビッドカードを利用していました。
ネット銀行で口座を開設すれば、簡単にキャッシュカードにデビッドカードの機能を兼ねさせることができたからです。
また、直ぐに口座引き落としがされるので、利用した金額の管理も簡単でした。

周りでは、バーコード決済を利用する者も多かったのですが、これもスマートフォンへのアプリのインストールと登録手続という、ほんのちょっとした手間面倒くさくて利用していませんでした。
それほど頻繁に買物をすることもなかったので、現金決済でも特に不自由は感じていませんでした。

しかし、リタイア後は、格段に買物をする機会が増えたので、バーコード決済簡便性を採り入れる必要が大きくなりました。
そこで、これもリタイアして間もなくバーコード決済を採り入れました。
ここでもかなり単純化して考えてみれば、バーコード決済に限らず、「キャッシュレス決済」については、これを利用できる簡便性の対価は、最終的には利用しない者たちが負担することになると考えられます。

お店は、「キャッシュレス決済」に対応して顧客の利便性に応じることで、集客力を上げることができます。
その反面、「キャッシュレス決済」は、いずれについても採用しているお店は加盟店としての手数料を負担することになります。とすれば、その手数料分は、商品価格に上乗せするしかありません。
買物会員」ほどではありませんが、ここでは現金決済する者はキャッシュレス決済による利便性の対価の一部を負担させられていることになると考えられます。
このことは、一部の格安スーパーでは、現金決済のみで「キャッシュレス決済」に対応していないことからも分かります。
既に述べたように、食品スーパーなども営利企業として経営的に利益を上げなければならないからです。

このようにリタイアしてからは、「買物会員」として「キャッシュレス決済」、特にバーコード決済を利用して買物するのが原則の行動様式になりました。

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