近所にあったスーパーが閉店したために、日常の買い物が不自由になる、いわゆる「買い物難民」に関するニュースをときどき耳にします。
地方では、深刻な問題になりつつあります。
自分の場合には、そこまで深刻な問題ではなく、かつ一時的なものなのですが、今まさに「買い物難民」を疑似体験しています。
というのも、毎日の買い物で最もよく利用しているスーパーが、昨日から約1週間の間、リニューアルオープンするために閉店しているのです。

自動車を利用すれば、30分以内の圏内に複数のスーパーがあるのですが、リタイア後はできるだけ歩くためにも、徒歩圏内にあるスーパーを利用しています。
そのうち、最もよく利用しているスーパーが現在閉店中です。
そのスーパーを最もよく利用している理由は、自宅から一番距離が近く、また品揃えが良くて価格も安いからです。
特に、プラベートブランドの商品が揃っているので、リーズナブルな価格で日々の食品や日用品が手に入ります。また、週に1回程度はアプリ会員限定の割引があって、それもよく利用する理由の一つです。
昨日から、そのスーパーが閉店になり、今日は別の少し離れたスーパーに買い物に行きました。
そのスーパーも時々は利用しているのですが、いつものスーパーよりは少々値段が高く、また会員限定の割引は月に1回程度しかありません。
自分と同じような人が多いのか、今日はこれまでに利用したときの倍を超える人数の客がいました。
いざ買い物を始めて見ると、いつものスーパーならあるはずの商品がなかったり、陳列場所が分からなかったりして、普段よりも時間がかかりました。
たったこれだけのことでも、買い物をしていて不自由を感じました。
もし、いつもよく利用するスーパーが約1週間ではなく、完全に閉店してしまったら、個人的にはかなり困ることになると思います。
これが、現在あちこちで現実に起こっているのかと思うと、他人ごとではなくなりました。
自分の場合は、その気になれば自動車で買い物に行けば良いだけなのですが、中には自動車を利用できない方もおられるはずです。
思い出してみれば、10年ほど前には、他にも徒歩圏内には2店舗ほどのスーパーがありました。
そのうちの一つは現在よく利用するスーパーよりも自宅からの距離が近く、もう一つは全体的に値段が安かったので、いつも利用客で賑わっていました。
こうして考えてみれば、もう既に「買い物難民」化の波は少しずつやってきていたのかもしれません。
あと、10年もすれば、今利用している2店舗のスーパーも閉店しているかもしれません。
そうすれば、本当に自動車が利用できないと日常の買い物がかなり困難になり、「買い物難民」の疑似体験などといった悠長なことは言っていられなくます。
今は、そうならないように祈るばかりです。
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