リタイアする前、仕事ではスーツを着ていたので、季節の変わり目には衣替えをしていました。
春の今頃の季節には間物のスーツを着ていて、ゴールデンウィークを過ぎると夏物のスーツに替えていました。夏には、ほとんど上着は着ませんでしたが、その代わりにワイシャツは長袖を着て、必ずネクタイをしていました。
そして、秋には間物のスーツに替え、真冬にだけ冬物のスーツを着ていました。
あとは、コートやジャケットなども季節にあったものに入れ替えをしていました。
他方、布団については、衣替えと比べて交換するのが面倒で時間のかかることもあって、夏用、冬用の2種類で何とか凌いでいました。
なので、秋には少し寒いのを我慢し、春には少し暑いのを我慢して寝ていました。

これが、リタイアすると逆転しました。
もはやスーツを着ることは滅多になくなったので、フォーマルスーツとその他数着を除いて全て処分してしまいました。
そして、スーツの衣替えをしなくなったので、それに伴い普段着ている服の衣替えは特にやらなくなりました。
季節ごとに着るインナーやアウターが収納されている場所は分かっているので、そこから直接出して着るようになりました。
ただ、外出の際によく着るジャケットやコートなどだけは、いちいち収納場所から引っ張り出さなくても良いように、季節に応じてクローゼットに移すようにしています。
これに対して、布団の交換・調整はこまめにするようになりました。
交換・調整をする時間的余裕ができただけではなく、自分で洗濯して干すことができるようになったのも大きいと思います。
暑い時期にはヒンヤリとしたベッドパッドに夏用の掛け布団を使っています。タオルケットは使わず、エアコンの設定温度を少し低めにして、掛け布団をかぶって寝るようにしています。
寒い時期には、暖かいボアのついたベッドパッドに毛布2枚(厚目のものと薄目のもの)と掛け布団2枚(羽毛と綿)の組み合わせを調整しながら使っています。
春や秋は、別の普通のベッドパッドに、毛布1枚(薄目のもの)と掛け布団2枚(羽毛と綿)の組み合わせを調整しながら使っています。
こまめに布団の交換・調整をするようになったことで、随分と睡眠の質が良くなりました。
少なくとも、暑すぎたり、寒すぎたりするのが理由で目が醒めることはなくなりました。
それだけでなく、気持ち良く眠りに入ることができ、目覚めも幾分か爽やかになったように思います。
こんなことなら、リタイアする前から時間を惜しんだり、面倒くさがらずにこまめに布団の交換・調整もやっておけば良かったと後悔しています。
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