脳の現状維持機能

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人間の脳は、体重の約2パーセントに過ぎないにもかかわらず、一日に消費する全エネルギーのうちの約20パーセントを消費すると言われています。
なので、はもともと省エネに設計されていて、新しいことをすることを好まず、現状維持を好みます。
このようにには、現状維持機能が備わっているのです。

なので、何か新しいことやいつもと違う行動をしようとすると、やめておく理由ばかりを積極的に考え、行動するのを阻止しようとします。
逆に、いつもと同じことをするに当たっては、あまり抵抗をしません
こういった脳の特性を理解したうえで、自分なりに色々と考えてこれまで行動してきました。

何か行動を継続したいと思ったときには、それを習慣化してしまえば、脳は行動することにあまり抵抗を示さなくなるので、継続することが容易になります。
個人的には、この特性を利用して、リタイア前から早起き軽い筋トレを継続してきました。
また、リタイア後は、朝の散歩を継続しています。
ただ、習慣化してしまえばという話しなので、習慣化するまでは、脳の現状維持機能に抗って、毎日行動を続けなければなりません。
自分の経験では、少なくとも3か月、できれば6か月は例外を設けずに、ただひたすら毎日続けることが必要です。これは、なかなか大変と言えば大変です。
なので、本気で続けたいこと続ける必要のあることでないと、なかなか習慣化するのは難しいと思います。

次は、何か新しいことを始めるときですが、ここぞとばかりに現状維持機能を働かせて、これを邪魔しようとしてきます。
気分感情にまで干渉をしてくるので、とても厄介です。
個人的には、この現状維持機能に抗うためには、まずは勢いを使います。
何かをやろうと思い立ったら、あれこれ考える時間を脳に与えず、とにかくその場で直ぐにできることから行動を始めてしまいます。
高いモチベーションがあるうちに、とりあえず始めてしまうのです。
そうすると、脳があれこれとやらない理由を考え始める前に、行動に着手することができます。
そして、いったん行動に着手すると、次は一からではなくその続きをやれば良いので、行動のハードルが下がります。

また、ただ闇雲に行動するよりは、目標を設定して行動する方が、脳の現状維持機能抗い易くなります。
一般的には、目標将来のために設定するものと考えられがちですが、自分の場合には、今ここ脳の現状維持機能に抗って行動するため設定するものだと考えてきました。
そして、その際には長期中期短期、それぞれの目標を設定するのがお勧めです。
短期の目標を一つ一つクリアーすることで、達成感を得られるので、より脳の現状維持機能に抗って行動をすることが容易になり、それが中期、長期の目標達成へと繋がっていきます。
ここでいきなり、長期の大きな目標だけを設定してしまうと、なかなかそこにはたどり着けないため、脳の現状維持機能の方が勝ってしまうおそれがあります。

こういった脳の現状維持機能に抗うためのノウハウを、リタイアする前は、主に仕事で使っていました。
リタイアしてからは、毎日を楽しく過ごすために使っていきたいと考え、実践しているところです。
何かやりたいことや、やってみようと思ったら、直ぐにできることから行動するようにしています。
このブログも、書き始めたのは遅かったのですが、とりあえず開設自体はリタイアした直後、思いついたときにしておきました。なので、現在こうやって書くことができているのですが、もし開設するところから始めなければならなかったならば、現在やっていなかった可能性が高いです。
また、小説家になるという目標を設定したことで、何とかショートショートや短編などを少しは書くことができていますが、この目標を設定していなければ、全く小説を書くことはできていなかったと思います。


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