瞑想・マインドフルネス

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ストレスの多い現代社会を生きていると、ストレスを軽減したり、心穏やかな時間を持ちたいと願うものです。
その方法として、瞑想マインドフルネスは有名です。
マインドフルネスの実践者としては、Apple創業者のスティーブ・ジョブズ氏、Microsoft創業者のビル・ゲイツ氏やFacebook創業者のマーク・ザッカーバーグ氏などの実業家のほか、多くの著名なプロスポーツ選手が挙げられています。

Wikipediaによると、「瞑想」とは、心を静めて無心になること、何も考えずリラックスすること、心を静めて神に祈ったり、何かに心を集中させること、目を閉じて深く静かに思いをめぐらすことなどとされています。
マインドフルネス」については、現在において起こっている経験注意を向ける心理的な過程であり、瞑想およびその他の訓練をを通じて発達させることができるものとされています。

このように、両者はどうやら別々のもののようなのですが、普段は、ともに「心を静めて無心になり、リラックスすることで、今に集中すること」といった意味で使われていることが多いと思うので、ここではそういう意味で使わせていただきます。

リタイアする前は、仕事中心の生活だったので、常に強いストレスに晒されていました。
常に緊張状態にあり、寝ているときでさえ仕事のことを考えており、真冬の寒い朝方に汗をかいて目が醒めるなんてこともよくありました。

なので、ストレスを軽減したり、リラックスしたかったので、「瞑想・マインドフルネス」を試したことが何度もありました。
そのやり方も色々とあるようだったので、書籍やネットで調べた中から短時間で手軽にできそうなものを選んで実践しました。

すぐにやめてしまったやり方も多かったのですが、比較的続けていたやり方は、一人落ち着ける環境で目を閉じて、15分間ほど何も考えないようにするというものでした。その際、頭に何かが浮かんでもそれをあえて打ち消そうとはせずに、そのままスルーするというやり方であったように覚えています。
これは、簡単だったので、独立して仕事をするようになってから、職場で一番静かな使っていない会議室で一人きりになり、実践していました。
しかし、やり方が間違っていたのかもしれませんが、個人的にはあまり効果を感じられず、長続きはしませんでした。
結局のところ、当時のストレスの主たる原因であった仕事を一つ一つ処理していった方が、ストレスは軽減でき、リラックスできる時間も持つことができると考えて、仕事に集中していました。

そんな中、リタイアする2年ほど前に、高野山に行き、宿坊に泊まったことがありました。
そのときに、「阿字観瞑想」というおそらく真言宗における瞑想方法の一つだと思われる「瞑想」を体験する機会に恵まれました。
このときも、確か「今ここ」だけに意識を集中するのだけれども、頭に浮かんでくることを無理に打ち消す必要はないと教えられました。
そして、この体験が終わってから、一緒に参加した者と瞑想中にどんなことが頭に浮かんだかという話しをしました。
そうしたところ、自分は先のことばかり、例えば、瞑想が終わったら何をしようかとか、高野山から帰ってからの仕事のことなどが頭に浮かんだのですが、一緒に参加した者は逆に過去のことばかり、過去にやったことの後悔ばかりが頭に浮かんだと言っていました。
これを聞いて、「今ここ」以外に心を囚われること、これは思考の癖なのかもしれませんが、それは人それぞれなのだなと思いました。
それとともに、自分の場合には、先のことに心を囚われないようにすれば、ストレスを軽減したり、リラックスできるのではないかと気付きました。

気付いただけで、リタイアするまでは、実践できなかったのですが、リタイアしてからは、できるだけ先のことを考え、先回りして不安対策をするのはやめるようにしました。
仕事を辞めたこと以外にも、おそらくはその効果もあって、今はリタイア前よりはストレスの少ないリラックスした時間が持てるようになっているのだと思います。
また、朝の散歩中に立ち寄る神社で過ごすひとときが、「瞑想・マインドフルネス」の代わりになっているような気がします。

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