SNSなどを見ていると、この人はいつも元気一杯で、落ち込んだり、気分の沈むことなどないのかなと思う投稿をしている人がいます。
しかし、そんなわけはなく、ただ落ち込んだり、気分の沈んだときには投稿をしないのか、空元気をしているのだと思います。
誰しも気分の良いときがあれば、気分の良くないときもあります。
いつも高揚感があり、多幸感に包まれている人など存在しません。
当然、人間である以上は、気分の沈むこともあれば、辛くて仕方のないこともあります。
気分は、プラスとマイナスのバランスのうえを行ったり来たりしているものだと思います。

リタイアする前は、その時々の仕事の調子によって気分の浮き沈みの左右されることが多かったように思います。
仕事が思い通りに上手くいっているときには、気分も高揚していて、さらに良い成果が得られれば多幸感にも包まれます。
他方、仕事で問題が発生していたり、上手くいってないときには、気分も沈みがちで、さらに良い結果が得られなければ、落ち込みます。
そういった感じで、仕事の出来不出来によってその時々の気分が、かなり左右されることが多かったように記憶しています。
ただ、仕事の調子とは関係なく、気分が落ち込むこともよくありました。
その一つは、天候による影響によるものです。
これまでにも何度か書きましたが、自分の場合には、低気圧が近づくと気分が落ち込み易くなる傾向があり、低気圧が近づき曇り空から雨へと移行するときには、それが顕著に出ます。
これについては、自分の力ではどうにもならないので、そんなものだと諦めていました。
もう一つは、特に理由もないのに、気分が落ち込むこともありました。
これについては、特に思い当たることもないのに、訳もなく気分が落ち込むので、その対処には困っていました。
長い間、どうしてなのだろうと思っていたのですが、50歳を超えたころに、そういったときには知らず知らずのうちに疲れの溜まっていることが多いことに気付きました。
特に、この場合には、精神的にではなく、肉体的に疲れていることが多く、多くの場合にはそれまでに集中して仕事をするなどしていて慢性的な睡眠不足に陥るなどしていました。
このように気付いてからは、そういうときには、とりあえず早く寝て、ゆっくりと休養を取るようにしました。
そうしたところ、ほとんどの場合には、数日で回復することが分かりました。
リタイア生活に入ってからは、もうあまり気分の浮き沈みはないだろうと思っていたのですが、そうではありませんでした。
一人で過ごす時間が増えた分、たまに仲間たちと楽しい時間を過ごすと、そのときにはかなり気分が高揚するため、その反動として後日の気分の落ち込みも酷くなります。
要はバランスの問題なので、プラスが大きくなるとマイナスも大きくなるということなのでしょう。
あと、リタイア生活に入ってからも、天候の影響により気分が落ち込みやすくなるのも相変わらずで、また、肉体的に疲れているときには、やはり気分が落ち込みます。
少し無理をして庭仕事などを続けると、数日後に何となく気分が落ち込んでいることに気付き、そういうときには意識的に休養を取るようにしています。
結局のところ、仕事をしていようがしていまいが、生活をしている以上、気分の浮き沈みは避けられないということなのだと思います。
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