「旅行は、思い立ったら、行けるときに行っておくべき」
これは、自分が両親から学んだことです。
両親は、残念ながら、共に早くに亡くなってしまったのですが、生前、この「旅行は、思い立ったら、行けるときに行っておくべき」を実践していました。
なので、両親は、本当に国内外の多くの場所に旅行をしていました。
自分もこれに習って、できるだけ「旅行は、思い立ったら、行けるときに行っておくべき」を実践してきました。
しかし、当然お金はかかるし、何と言っても仕事をしていると、なかなか長期の休みを取ることができないので、行けても国内が多く、海外であっても近場で、それもせいぜい数年に一度行ければ良い方でした。
国内は長くても2泊3日、海外でも3泊4日が限界でした。

しかし、50歳を迎えたころに、今のうちに無理をしてでも行きたかったヨーロッパには行っておこうと考え、それから4年間は毎年ヨーロッパに行きました。
なんとか約1週間の休みを取り、現地に5日間滞在できるようにして5カ国に行きました。
現地に着いて直ぐに活動し、帰国したら翌日から仕事ができるように、贅沢だとは思いながらも、時間買うつもりで、往復ビジネスクラスを利用しました。
その後、新型コロナ禍により、簡単には海外には行けなくなりました。
新型コロナ禍が終わってからも、航空料金が高騰し、円安もあって、手軽に海外には行けなくなりました。
今となっては、無理をしてでも、あの時期にヨーロッパに行っておいて良かったと思っています。
あのとき、リタイア後にゆっくりと行けばいいと考えて、先送りしていれば、少なくともあの5カ国全部には行けなかったと思います。
あと、現在感じるのは、海外、特に移動時間の長いヨーロッパなどは、体力のあるときに行かないと、存分に楽しめないのではないかということです。
長時間の航空機での移動は、意外と疲れます。また、現地での移動も、徒歩での移動も多くあって想像以上に疲れます。
パック旅行で、現地はチャーターバスで回るというのであれば、可能かもしれませんが、その分自由度は下がります。
自分の場合は、航空券とホテルだけを取って、あとは現地の公共交通機関を使いながら行きたいところを自由に回るようにしていたので、本当に体力勝負なところがありました。
それを考えると、早い時期に行くことにして良かったと思います。
新型コロナ禍以降は、もっぱら国内旅行になりました。
そのころから始めた史跡巡りの旅は、リタイア後も続けています。
これは、1年に3回くらいのペースで行っています。
この旅でも、現地では史跡などを歩いて巡ることが多く、1日に一万歩以上、時には二万歩以上歩くので、この旅もまた体力勝負になっています。
理想的には、体力のあるうちに海外、それも移動に時間のかかる場所に行って、それから徐々に近場に場所をシフトして旅をするのが良いのかもしれません。
いずれにしても、「旅行は、思い立ったら、行けるときに行っておくべき」は、実践してみて損はないと思います。
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