天候によってどのような影響を受けるのかは、人それぞれだと思います。
自分の場合には、低気圧が近づくと気分が落ち込み易くなる傾向があります。
低気圧が近づき曇り空から雨へと移行するときには、それが顕著に出ます。
あとは、単純に雨が降って、足元が濡れるのがとても不快です。
リタイアする前は、朝から雨が降っていればもちろんのこと、朝から雨が降りそうな空模様なだけでも、それだけで仕事に行くのが億劫になったものでした。
ただ、そんなことも言ってられないので、気合いを入れて仕事に行っていました。
既に雨が降っている場合、スーツは仕事着だと割り切っていたので、少々雨に濡れてもあまり気になりませんでしたが、革靴の中が湿るのがとても嫌でした。
職場に着いてしまえば、靴は脱いでスリッパに履き替えていたので、この点は解消されるのですが、次は仕事に取りかかる際が問題でした。
少し頭がぼーっとしていることが多く、なかなか直ぐに仕事に取りかかる気になれませんでした。
しかし、いざ仕事に取りかかると、忙しさの方が勝るのか、いつの間にか仕事に集中しているという感じでした。
そして、リタイアすれば、このように天候の影響を受けることもなくなるだろうと考えていました。

しかし、実際にリタイアしてみると、リタイア前よりも、天候の影響を強く受けるようになったような気がします。
まずは、朝から雨が降っていると、散歩に行けなくなります。
雨でも傘を差して行けば良いのでしょうが、足元、リタイアしてからは革靴ではなくスニーカーになりましたが、その中が湿るのが嫌なので、つい中止してしまいます。
すると、一日のリズムが狂ってしまい、なんとなく朝からぐずぐずとしてしまいます。
また、頭がぼーっとして、気分が落ち込むと、その状態が下手をすると一日中継続します。
リタイア前には、仕事の忙しさで気分が紛れていたと思うのですが、家事やその他のことをしていても、それぐらいではなかなか気分が紛れません。
家事やその他のことは仕事ほどは忙しくはないし、ストレスも小さいからだと思います。
一人で過ごす時間が長いのも一因かもしれません。
何かに集中できれば良いのでしょうが、仕事のように強制的に集中しなければならないというシチュエーションになるものはなかなかないので、そういうわけにもいきません。
さらに、毎日の買い物は徒歩圏内のスーパーに歩いて行っているので、雨の中、傘を差して重い荷物を持って歩くのが結構たいへんというか不快です。
特に、蒸し暑い季節には、雨と汗で濡れて、しかもスニーカーの中が湿ると自分自身の不快指数が頂点に達します。
なので、天気予報で明日が雨だと分かると、前の日に2日分の買い物をしておくことも少なくありません。
あとは、雨のために外出の予定がキャンセルになるのも、リタイア前よりこたえます。
トレッキングやバーベキューなど楽しみにしていた予定の場合には、なおさらです。
「日常と非日常との境目」でも書きましたが、それらは自分にとっては「非日常」で、時々ある「非日常」のおかげで生活にメリハリがついているところがあるので、この「非日常」は自分にとって大切なものだからです。
がっかりとして、ますます気分が落ち込むことになります。
まさか、リタイアしてからの方が天候の影響を強く受けるとは思ってもいませんでした。
しかし、雨が降ったからといって毎度毎度落ち込んでばかりもいられないので、そろそろ何か雨が降ったときの楽しみを作るか、見つけるかしたいと考えています。
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