リタイアする前は、気になった本があれば、全て購入していました。
新聞や雑誌の書評で気になったり、本屋さんやAmazonのサイトでタイトルが気になったりすれば、片っ端から購入していました。
それは、また次の機会にと考えて、手に入らなくなったり、忘れてしまったということが、少なからずあったからでした。
しかし、その結果、自宅の中は本であふれかえることになりました。
そして、そのうちの半分は、全く読んでいなかったり、ほんの数ページ読んだだけの本でした。
そういった本は、早々に処分すれば良いのでしょうが、本棚にあるうちはまだしも、あちこちに積み上げられてしまうと、処分する本を探すのも大変で、結局、処分できないままになってしまいました。

リタイア後は、もうこれ以上、本を増やすのはやめようと決めました。
リタイアして、はじめの1年間は、地元にある大学に科目等履修生として通っていたので、その大学の図書館を使うことができました。
専門書だけでなく、新書などもかなり網羅されていて、便利でした。
また、図書館の設備も素晴らしかったので、講義を受けに行った際や、それ以外の時でもこの図書館を利用していました。
そのおかげで、本はほとんど購入しなくなりました。本当に気に入った本しか購入しなかったので、1年で数冊しか購入していないはずです。
この地元にある大学の科目等履修生は、1年間だけで、そのあと継続しなかったため、この大学の図書館は使えなくなりました。
その代わりに、今度は、地元にある公立の図書館を利用するようになりました。
今の図書館は、本当に便利になっています。
電子書籍であれば、自宅に居ながらにして、借りて読むことができます。
また、同じ市内にある図書館は、ネットワークで綱がっているので、その蔵書量は膨大で、新刊なども結構揃っています。
そして、ネットで読みたい本を予約すれば、地元の図書館の窓口で借りることができます。
さすがに、人気のある新刊などは、順番待ちになるため、借りるまでに少し時間がかかってしまいます。
一度に借りられる冊数の上限は10冊なのですが、貸出期間の2週間で読むことのできるのは、せいぜい2~3冊なので、いつも2~3冊を借りています。
2週間という期限があるので、借りてみたけれどもつまらない本は、そのまま返却することになります。
このようにして、本を購入することはさらに少なくなり、自宅にはいつでも図書館で借りた本が2~3冊ありますが、本が増えるということはなくなりました。
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