保険の整理

生活全般

リタイアしてから、Excelで自作した家計簿をつけるようになりました。
リタイア生活1年目の家計簿の結果から、保険関係の支出が思っていた以上に大きいことが分かったので、2年目は、これを見直し整理を行いました。
この家計簿のことは、前に「ダイアリーと家計簿」に書いています。

実は、保険の整理は、これが初めてではなく、過去に一度やったことがありました。
35歳のころに、転職をしたのですが、その際に時間ができたので、それまで気になっていた保険の整理をしました。
まず、保険に関する本を何冊か買ってきて読みました。
そのうえで、その時点での自分に必要なものそうでないもの判断して、整理を実行しました。
まず、言われるがままに加入していたメインの定期保険付き終身保険(当時は主流になっていました)については、終身部分の予定利率が良かったので、継続することにしました。
定期保険の死亡時保険額が不足していたので、これは定期部分の金額を増額するのではなく、別に掛け捨て死亡共済保険に加入しました。
また、これの特約のうちの特定疾患に関するものは、別に入っていたガン保険と重複するので、その特約は解約しました。
そのほか、学資保険については、医療特約が高額であったので、これも特約を解約して、別に医療共済に加入しました。
これらの手続きには思いのほか時間と手間がかかったのを覚えています。

そして、今回は、リタイアしたのを期に、保険の整理を行いました。

定期保険付き終身保険は、終身保険についての払込期間修了が間近に迫っていたので、定期保険部分については更新しないことにして、医療特約のみの更新をしました。
もはや高額な死亡保険金は必要ないので、これまでより高い保険料を支払うことになる定期保険部分の更新をする必要はなく、更新はしないことにしました。
医療保険についても、高額医療費制度があるので、特に必要はないと思ったのですが、払い戻しを受けるまでの間は基本的に立て替え払いが必要なことや安心のために、医療特約のみの更新をしました。
新たに医療保険に入ろうとすると改めて告知が必要になることや、医療共済などに新たに入る場合と保険料にたいした違いがなかったことからも、このような選択をしました。
その後、高額医療費制度の金額引き上げが検討されるようになったので、これはこれで良かったと思っています。

次に、何口かあったガン保険については、更新時期を迎えて保険料が高額になるものについては、更新しないことにしました。
残ったもののうち、家族分を定期から終身のものに変更しました。これは、変更しても保険料が少し増えるだけだったからです。
これに対して、自分の分については、同様の変更をすると保険料が一気に高額になるので見送りました。まだ当面は保険期間が残っているので、その満了時に検討することにしました。

そのほか、死亡共済保険は、上記のようにもはや高額な死亡保険金は必要ないので、更新しませんでした。
また、不要になっていた家族分の医療共済などいくつかを解約しました。

個人的には、自動車の任意保険自宅の火災保険(地震保険を含む)、個人賠償保険等の個別の賠償保険に入っていれば、他の保険は特に必要ないと考えているのですが、家族との関係など諸々の事情でそこまでの整理はできませんでした。
しかし、今回の整理によって、1年間に支払う保険料かなり減額することができました。

本来、保険はいったん加入すればそのまま放置するのではなく、人生のステージごとに必要に応じて見直すべきものだと考えるのですが、リタイア時はその良い機会であると思います。
時間と手間はかかるのですが、リタイア後は時間もあるので、やってみる価値はあります。

コメント

タイトルとURLをコピーしました