リタイア前の10年間

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リタイアする直前の10年間は、自分にとって大切な期間でした。
もともとは48歳リタイアするつもりでいました。
そして、実際に48歳の時点リタイアすることも可能でした。
しかし、結果的にリタイアしたのは58歳だったので、そこから10年間仕事を続けたことになります。

48歳の時点で、本気でリタイアすることを考えました。
人に雇われることなく自分で仕事をしていましたが、一人でやっていたわけではなく、複数の仕事仲間もいて、従業員も雇っていました。
なので、そんなに簡単に仕事をやめることができない状態でしたが、強引にやめることは可能でした。
しかし、それは思いとどまりました。

48歳までは、少しでも早く仕事をリタイアしたかったので、大きなミスを避けるため、何かにつけて迷ったときには、「無難」な方を選んで行動していました。
致命的な失敗をしてしまうと、早くリタイアするができなくなってしまうからです。
そのおかげで、そつなく仕事をこなすことができていたのですが、自分の中で「もっとああしたい、こうしたい」という思いを常に押し殺していました。

そして、48歳を迎え、リタイアするかどうかを考えたとき、このまま仕事を辞めたら後悔するのではないかと思いました。
それまで押し殺していた仕事での自分の欲求を、そのままにしておけないと思ったのです。
なので、そこからリタイアするまでの10年間は、「無難」を捨てて、自分がそれまでにやりたかったやり方やりたかったこと全部やりました。

まず、それまでならクライアントのためにもっとできることがあると考えながらも、「無難」に仕事をまとめることを理由にやらなかったことやるようにしました。
そのほか、前例のないことや、これまでなら無理だと思われていたことなど、他人がリスクを恐れ手を出さないような仕事にも積極的に取り組みました。
その結果、他人との差別化ができ、それなりの成果を上げることができました。特定の分野では第一人者と目されるようになり、特別なスキル・ノウハウがますます蓄積されていきました。
あとは、自分が様々な分野でエキスパートだと認めた人たちに声をかけて、チームで仕事ができるような仕組みも作りました。
後進の指導自分のできる範囲で行いました。
もともと自分はそれほど承認欲求大きい方ではありませんでしたが、人並みにはありました。それまでは「無難」を優先していたがゆえに満たされていなかったこの承認欲求も十分に満たされました

個人的に興味のあったことにも全て手を出しました。
とにかく世に出回っているツール自分自身で試してみたかったので、あれこれと手を出しました。
WordPressを使って自らホームページやブログを作成したり、YouTubeに自分のチャンネルを作って動画を配信したり、stand.fmで音声配信をしたり、Kindleでの出版もしました。
ほかにも、X(旧Twitter)を始めたり、noteに投稿をしたり、自分の主催するオンラインサロンまで作りました。

このように、リタイアする直前の10年間に、仕事でやりたかったこと思いついたこと全てやってみることができました。
このことは、自分にとってはとても意味のあることでした。
自己満足に過ぎないとしても、少なくともやっていた仕事で思い残すことはなくなりました
そのうえでリタイアをしたので、後悔はありません
もし、この10年間の期間を過ごすことなし48歳でリタイアしていたら、おそらく後悔をしていだろうと思います。


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