リタイアしてからの1年間は、地元にある大学に科目等履修生として通い、「経営意思決定論」と「企業倫理論」を学びました(『もう一度大学生をやってみた』参照)。
もう一度大学生気分を味わいたいという主な目的は、この1年間で十分に満たせたので、科目等履修生の継続はしませんでした。
しかし、新しいことを学びたいという意欲は残っていました。
そうしたところ、たまたま新聞の折り込みチラシで、京都橘大学が情報学リスキリング講座を開講していると知りました。
ネットで探してみると、ホームページ上には、同講座について、以下のような説明がありました。
”本講座は、これからの情報化社会をリードするために不可欠な情報学の体系的学習のために、『情報学の体系的知識獲得を目指したリスキリング・プログラム』(文部科学省 成長分野における即戦力人材輩出に向けたリカレント教育推進事業に採択)として開発されました。
講座の特徴としましては
・受講料は無料(2024年度受講生)
・時間的制約が多い社会人でも柔軟に受講できる全科目オンデマンド授業
・「基本情報技術者試験」で求められる相当の内容が身につく
・科目ごとの修了証書が授与される
等が挙げられます。全11科目の充実した科目群により情報学の体系的知識を基礎から学ぶことができ、演習が50%以上を占める授業構成であることから、実践的な技術力も身につけていただくことが期待できます。ご興味のある方は、ぜひお申し込みください。”
この内容で、申し込まないという選択肢はなかったので、早速、ネットで申込み手続きをしました。

オンラインで受講できる全11科目の中には、「プログラム(C言語)」「プログラム(Python)」「プログラミング(ウェブ)」というプログラミングの科目も含まれていました。
昔、手作りのホームページの更新や維持管理を自分でやっていたので、HTML(Webページ作成のためのマークアップ言語)・CSS(HTMLの要素をどのように修飾するかを指示するスタイルシート言語)を少しだけかじっていました。そんなこともあって、プログラミングには興味がありました。
また、ChatGPTなどの生成AIが出て間がなかったので、「人工知能」にも興味がありました。
まずは、「情報学基礎」という科目から受講し、次に「プログラム(C言語)」「プログラム(Python)」「プログラミング(ウェブ)」とプログラミングの全科目を制覇しました。
いきなりプログラミングの科目を選択せずに、「情報学基礎」から始めたのは、情報学を学ぶうえで、何となくこの科目が必須のような気がしたからでした。
このあたりが、我ながら、真面目な性格だなと思います。
プログラミングの授業は、講義を聴きながら、それぞれのプログラム言語を使用するためのプラットフォームを使って、課題として出されるプログラムを実際に行うという形で進められました。
そのため、一回の講義自体の時間はそれほど長くはないのですが、何度も講義の動画を止めてはプログラミングをするので、一回の講義を受講するのに結構時間がかかりました。
それでも、楽しかったので、厭きることもなく、プログラミングの全科目をコンプリートしました。
はじめからプログラマーになりたいとは思っていなかったのですが、受講した結果、プログラミングの作業はコツコツとした作業の積み重ねであり、自分には向いていないということがよく分かりました。
それでも、その仕組みを理解できただけでも、十分満足しました。
今後、プログラミングにおいては生成AIを利用されることが増えると思いますが、その仕組みを理解しているかいないかで、利用の仕方も変わるのではないかと思います。
このように合計4科目の受講を修了し、プログラミングの全科目をコンプリートしたことで満足してしまい、続けて「データ構造とアルゴリズム」「人工知能」の2科目を選択したのですが、これらはなかなか受講が進まない状況です。
なんとか、開講期間の終わる3月31日までに、この2科目だけでも最後まで受講したいと思っています。
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