「ブルーマンデー症候群」というものがあります。
これは、休日最終日の夕方から休み明けに憂鬱な気持ちになることを言います。
日本では「サザエさん症候群」などと言ったりもします。
その原因としては、休日に仕事から解放されてリラックスしていたのが、休日最終日の夕方になると明日からの仕事のことを考えて緊張感が出てくることなどとされているようです。
自分の場合は、リタイアする前には、休日最終日の夕方に憂鬱な気持ちになるということはありませんでしたが、毎週月曜日はいつも何となく調子が悪く、だるい感じがしていました。
いまひとつやる気にもならないので、独立して仕事をするようになってからは、月曜日にはあまり重たい仕事の予定は極力入れないようにしていました。
そして、自分自身に月曜日はリハビリの日だから仕方がないと言い聞かせていました。

リタイアしてからは、毎日が日曜日のようなものなのですが、「曜日感覚」でも書いたように、自分の場合は、リタイア後も「ゴミ出し」と「週末だけの飲酒」という主にこの2つのことが基準となって、なんとか「曜日感覚」を保っています。
その代わりに、弊害として、何故か毎週月曜日には少しだけ憂鬱な気分になっしまいます。
これが長年の習慣によるものなのか、それとも「気分の浮き沈み」でも書いたように、週末を楽しく過ごしたことによる反動なのかは、自分でもよく分かりません。
確かに、30年近くにわたって、月曜日は調子が悪いものだという風に思って過ごしてきたので、自分自身をそのように洗脳してしまっている可能性はあると思います。
また、リタイアした後も、友人知人や仲間たちと一緒に出かけるなどして過ごすのは週末が多いので、楽しい時間を過ごして気分の高揚した反動が月曜日に出るのかもしれません。
いずれにしても、リタイアした後も月曜日には少しだけ憂鬱な気分になってしまうので、その対策として、意図的に人と会う予定などはできるだけ月曜日に入れるようにしています。
これは、リタイア前とは正反対の行動です。
リタイア前は、できるだけ予定を入れないようにして、自分に負荷をかけないようにしていました。
しかし、リタイアした後は、何も予定がなければ、当然にそうした月曜日を自宅にいて一人で過ごすことになります。
そして、少しであっても憂鬱な気分のまま一人で過ごしていると、その気分が増幅されてしまうような気がするので、できるだけ外出して、人と会うようにしています。
リタイアした後も、月曜日は何となくだるい感じがして、いまひとつやる気にはならないのですが、一人で鬱々としてしまう方が嫌なので、少しだけ頑張って動くようにしています。
出かけるまでが少ししんどかったりはしますが、外出することで気分転換になり、また人と会って話すことで気も紛れます。
もう少し良い改善策があればとは思うのですが、今のところはこの対処療法的な方法が自分の「ブルーマンデー」対策になっています。
ただ、週末に遊びすぎて疲れていることが明らかなときには、一人でおとなしく家事と読書などをして過ごすようにしています。
コメント