トレッキングとは、山頂を目指すことを主たる目的とする登山とは異なり、必ずしも山頂を目指すことにはこだわらない山歩きのことを言うとされています。
自分の場合は、対象とする山は1000メートルまでの低い山で、手軽に日帰りで行ける場所ばかりです。山頂を目指す登山の場合もありますが、そのほとんどはトレッキングです。
自宅から歩いて行ける距離に、山とは名ばかりのトレッキングコースがあるので、子供のころから散歩がてらによく歩いていました。
また、子供のころに、親に一度登山に連れて行ってもらったことがあり、そのときに山では初めて会う登山者ともすれ違うときには「こんにちは」と挨拶をすることなどを知り、登山は楽しいものだと思うようになりました。
しかし、リタイアする前は、休日に気分転換のため、たまに近場に行くぐらいで、トレッキングと呼べるほどのことはしていませんでした。
装備も普段着にスニーカーと、どう見ても散歩の延長程度のものでした。
それが、リタイアする少し前に、隣県にある山への登山に誘われました。
その山も1000メートル未満の低い山だったので、いつものように普段着にスニーカーで行こうとしていたところ、誘ってくれた人から、それではダメだと指摘されました。
服装はともかく、最低でもトレッキングシューズが必要だと言われました。
そこで、専門店に行って、初心者向けのスニーカーに近い形状のトレッキングシューズを購入しました。
そして、誘われた登山に行ったのですが、確かにそこはとてもスニーカーでは登れないような本格的な山でした。
結構登るのは大変でしたが、子供のころの楽しかった思いがよみがえりました。
その後は、定期的にトレッキングを楽しむようになりました。

このようにしてトレッキングを楽しむようになったのですが、リタイアした後にたまたま昔付き合いのあった仲間と出会った際に、その人も登山やトレッキングをしていることを知りました。
昔は、ほとんど歩くということをしなかった人だったので驚いたのですが、既に富士登山も数回経験していて、すっかり登山やトレッキングにはまっているとのことでした。
これも何かの縁と、その後、一緒に登山やトレッキングに行くようになりました。
自分が初心者なので、それに合わせてくれたのだと思いますが、トレッキングが中心でした。
これまでに誘ってもらって、自分では行ったことのなかった山などに何度も行っています。
行く前に必要な装備を教えてもらい、それに従うのですが、トレッキングシューズは必需品です。
また、自分にとっては難所と言える鎖や縄を伝って登らないと登れないような箇所の含まれていることが多いので、手袋や軍手も必需品です。
いつも、景色のきれいな場所でお昼ご飯を食べるのですが、その際にカップ麺を食べたり、食後のコーヒーが飲めるように用意をしてきてくれるので、本当にありがたく思っています。
山で食べるカップ麺はことのほか美味しく、またきれいな景色を見ながら飲むコーヒーの味は最高です。
しかも、自分よりも行動範囲が広く、車の運転が苦にならない人なので、まだ泊まりこそありませんが、早朝に出発してかなり遠方の山にも連れて行ってもらっています。
たぶん自分だけだと、行ける範囲が狭いエリアに限られていたと思います。
このようにして、リタイアした後は、登山やトレッキングを楽しむ機会が格段に増えました。
ただ、自分の場合には、さすがに夏の暑い時期や冬の寒い時期にまで行きたいとは思わないので、行くのは春と秋に限られています。
昨年は、春にも秋にも最低月に1回程度のペースでトレッキングを楽しみました。
今年は、なかなか一緒に行くタイミングが合わず、まだ一度もトレッキングには行けていません。
そろそろ梅雨入りが近づいてきたので、本格的に暑くなる前に一度は行きたいと思っています。
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