ストレス耐性

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リタイアする前は、日々強いストレスに晒され続けていたように思います。
特に、仕事では長年にわたって、強いストレスに晒され続けてきました。
そんな中でもそれなりに仕事をしていたので、仕事仲間たちからは、ストレス耐性比較的高い方だと思われていたようです。

しかし、自分では、そのようには思っていませんでした。
逆にどちらかというとストレス耐性は低い方かもしれないと思っていました。
ただ、他人からはそれなりに対応ができているように見えていたのだとすれば、それは人一倍準備をしていたからです。
これから起こりそうなこと、それが特にストレスのかかりそうなことであれば尚更に、あらかじめそれを想定して、考えられる対策を講じていました。

なので、他人からすれば、そのようなストレスのかかりそうな事態であっても、淡々と対応しているように見え、あまりストレスを感じていないように思われていたのかもしれません。
しかし、少し考えてもらえば分かることだと思いますが、ストレスに強くないことを自覚していたが故に、事前準備によってそれを少しでも低減させようとしていただけであって、決してストレス耐性が高かったわけではありませんでした。

そのことは、リタイアしてみて、より自覚するようになりました。
リタイア後は、最も強いストレスに晒されていた仕事をしなくなったので、本来ならばストレスを感じないストレスフリーな生活を送ることができていてもおかしくないはずです。
しかし、残念ながら、そのようにはなっていません。

日々の生活で起こるちょっとしたトラブル、おそらく多くの人ならスルーできるようなことに対してでも自分はストレスを感じてしまいます。
そして、それがあらかじめ起こりそうなことであれば、仕事のときと同様にあらかじめ対策を講じておくことができるのですが、日常生活でのトラブルは突然起こるものが少なくないので、そういったこともできません。
なので、割とまともにストレスを食らってしまうことがよくあります。

仕事をしているときにも当然、こういった日常生活で感じるストレスもあったはずなのですが、仕事によるストレスが強すぎたので、あまり感じなかったか、無意識にスルーしていたのかもしれません。
しかし、強かった仕事によるストレスがなくなったことで、こういった日常生活で感じるストレス敏感に反応するようになってしまいました。

ただ、仕事によるストレスがなくなったのは、やはり大きいことで、そこで消耗していた多大なエネルギーを失うことはなくなりました。
そして、全くストレスがないと生活にメリハリがなくなってしまうことが分かってきたので、ストレスフリーよりは適度なストレスのある生活の方が良いのだと思うようになりました。
これについては、仕事をしているときには、ストレスなど一切ない方が良いと考えていましたが、考え方が変わりました。
自分の場合は、そもそもストレス耐性が高いわけではないので、リタイア後はほどよい日常のストレスに晒されながら、メリハリのある生活を送ることができているのかもしれません。

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