「キャリアブレイク」とは、「キャリアブレイク研究所」というサイトによれば、離職や休職などを通じて一時的に仕事から離れ、人生と社会を見つめ直す期間のことを指すそうです。
そして、この「キャリアブレイク」は、欧州では一般的な文化で、旅、留学、自主的な挑戦、勉強やトレーニング、休養、療養、出産、子育て、家族のケアなど、その間の過ごし方は様々とのことです。
自分の場合には、今後もう一度仕事をするようになるかどうかは未定です。
もし、再度仕事をするようになれば、現在のリタイア期間は、「キャリアブレイク」にあたる可能性があるのかもと思いました。
しかし、通常は1か月とかの短期間が想定されており、長くてもせいぜい1年程度のようですから、自分のように2年を超えると、もはや「キャリアブレイク」と言えるかどうかは微妙です。

リタイアする際には、今後のことをきちんと考えるべきであったのかもしれませんが、自分の場合はほとんど考えていませんでした。
当面は仕事以外にやることがあったので仕事を辞めたのですが、それをやった後のことまでは考えていませんでした。
仕事については、生活していくためにお金を稼ぐ必要が出てきたり、あるいは退屈で仕方がないような状態になれば、またするかもしれないとは思っていました。
また、何かやってみたいことが出てきて、それが仕事であればとりあえずやってみるだろうとも思っていました。
自分の場合は、これまでもそのあたりのことはいい加減にやってきたように思います。
学校を卒業したあとも、就職をせずに、家庭教師や資格試験専門予備校でのアルバイトなどをしてフラフラとしていました。
定職に就いたのは、研修期間も含めると30歳一歩手前でした。
そして、一つ目の仕事を辞めるときにも次の仕事のことは考えずに辞めることを決めてしまいました。
そのときは幸い、退職するまでに次の職場が決まったのですが、それは単に運が良かったからでした。
そんな感じで、今回仕事を辞める際にも、先のことをあまりきちんとは考えていませんでした。
定職に就いて働き始めて以降は、転職や独立の際にも空白期間はなかったので、現在のように仕事をしない期間を過ごすのは、働き始める前を除けばはじめての経験になります。
理想的なのは、この期間内に、やってみたいこと、特に自分の能力を試すことのできる何かを見つけるか、それを自分で作り出すことです。
そして、それがもし仕事と言えるものであれば、多少無理があったとしても、この期間は「キャリアブレイク」であったのだと強弁したいと思っています。
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