『侍タイムスリッパー』

映画

昨年の8月に劇場公開され、次第に上映館を増やしながら、最終的に第48回日本アカデミー賞最優秀作品賞に輝いた「侍タイムスリッパー」を観ました。
本当は映画館で観たかったのですが、その機会を逃してしまい、今回はAmazon Prime videoで観ました。

率直な感想として、個人的には、とても面白かったです。
時代劇を素材とした娯楽作品として、とても良くできた作品であったと思います。
2時間11分という長さをあまり感じさせず、最後まで一気に観ることができました。
ありがちなストーリーと言えば、そうなのかもしれませんが、設定ストーリー展開のテンポが良いので、誰もが楽しめる映画に仕上がっているように思います。

舞台となっているのは、京都の太秦にある東映京都撮影所なのですが、リタイア前にやっていた仕事の関係でここには何度も出入りさせてもらっていました。
なので、観ていて懐かしいという思いもありました。
また、自分の場合は映画ではありませんでしたが、TVドラマの製作に少し関わらせてもらっていたので、この「侍タイムスリッパー」が超低予算で自主製作された作品であるという情報は間違いのない事実であるということが観ていてよく分かりました。
それにしても、製作に全面協力された東映京都撮影所さんは、素晴らしいと思いました。
自分の知っている東映京都撮影所さんというところは、古き良き時代の映画屋さんが数多く残っておられた場所なので、そういったところに監督さんの「時代劇愛」とも言うべき心意気に共感して協力をされる素地があったのかもしれないと思います。

ストーリーそのものについては、ネタバレになるので触れないことにします。
殺陣師(たてし)役には長年斬られ役として活躍しておられた福本清三さんがキャスティングされる予定だったらしいのですが、お亡くなりになったため、別の方に変更されたようでした。
福本さんにはお目にかかって、お話を聞かせていただいたことがありました。
まさに、この役は福本さんにぴったりの役柄であったので、とても残念です。

このように東映京都撮影所さんや福本清三さんなど、個人的な繋がりを感じられた作品でもあったので、より思い入れを持って観たような気がします。
ただ、そういったことを除いたとしても、純粋に面白い娯楽作品なので、まだ観ていない方には、是非お勧めします。
まだ探せば、上映している映画館があるかもしれません(「侍タイムスリッパー」公式サイト)。
また、自分のように、Amazon Prime videoで観るのもありだと思います。
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