『ホットスポット』

映画

リタイア生活前から、TVドラマはほとんど見ないのですが、リタイア後Netflixでたまに見ることがあります。
今回は、最近見たTVドラマ『ホットスポット』の紹介です。
自分は、Netflixで見ていたので、いつTVでやっていたのかは知りませんでしたが、どうやら毎週日曜日に日本テレビ系列でやっていたらしく、3月16日が最終回だったようです。

自分は、Netflixでたまたま見つけ、脚本バカリズムさんだったので、少し見てみることにしました。
少し見てみたところこれが面白く、結局全10話を全部視聴しました。
TVの連ドラを全話見たのは、最近では久しぶりかもしれません。

これまでにもバカリズムさんが脚本を担当された「架空OL日記」や「地獄の花園」などのドラマや映画をいくつか見てきましたが、いずれも面白かったので、今回も期待して見てみたわけですが、その期待は裏切られませんでした。

ホットスポット』は、山梨県のビジネスホテル「レイクホテル 浅ノ湖」が舞台で、主人公はそこに勤務する遠藤清美というシングルマザーの女性です。
その同僚男性が宇宙人と地球人のハーフで、その男性に命を救われるところから話しが始まります。
その後ストーリーが展開していく中で、常連の宿泊客が未来人であったり、同僚の友人が超能力者であったりと色々なエピソードが繰り広げられていきます。

バカリズムさんが脚本を担当されている作品の特徴の一つは、毒っ気の強い台詞普通なら思っていても口にすることのない台詞がふんだんにちりばめられているところだと思います。
この『ホットスポット』では、それらが満載でした。
架空OL日記」では、普通なら思っていても口にすることのない台詞は主人公が心の中で思うだけなのですが、今回は登場人物の多くがズケズケとそのような台詞を口にしていました。
こういうのを見ると、いつもなら心にわだかまるはずのものが何だかスッキリとする気がします。

ネタバレになるので、あまりストーリーついては触れませんが、未来人や超能力者が次々と現れたあたりでは、もしかしたらこの先は「涼宮ハルヒの憂鬱」のようなカオスな展開になるのではないかと思いました。
しかし、そのようなことはなく、キチンと落ちのついた終わり方をしました。
そして、その落ちの伏線が、初回の冒頭に仕組んであったというところも良かったです。

地獄の花園」のような、そもそもの設定自体が漫画チックなものも面白いのですが(この映画は劇場で見ました)、「架空OL日記」のような何気ない普通の日常を舞台にしたものも秀逸です。
今回の『ホットスポット』は、その中間的な設定の作品で、本当に楽しめるエンタメ作品でした。

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