自分は、あらゆるジャンルのアニメを見ます。
時期的にも、古いものから最新のものまで、特に選り好みはしません。
なので、現在放映中の作品もそのほとんどは見ていると思います。
気に入っている作品はじっくりと見ますが、そうでもない作品は何かをしながら流し見をしているということも多いです。
現在放映中の作品の中で、気合いを入れて見ているお気に入りの作品は、『わたしの幸せな結婚』です。
今年の初めから、第2期が始まっています。
2年ほど前に放映されていた第1期の全12話やOVAの13話目は、リタイア後に全部見ました。
さらに、2023年に公開された実写版も、Netflixで見ました。

そして、現在は、第2期を見ている最中です。
TVでではなく、Netflixで更新される度に見ています。
ということで、今回はこの『わたしの幸せな結婚』の紹介です。
この作品も前に紹介した『薬屋のひとりごと』と同じく、もともとは「小説家になろう」という小説投稿サイトに連載されていたライトノベルで、人気が出たことから出版され、これを原作としてアニメ化されました。
こうしてみると、自分にはライトノベルが原作の作品を好む傾向があるのかもしれません。
アニメの公式サイトによると、舞台となっているのは、日本古来の美意識と西洋文明の流行が織りなすロマンの香り高い明治大正を思わせる架空の時代です。個人的には、大正っぽい気がします。
継母たちから虐げられて育った少女である斎森美世が主人公で、この主人公が孤高のエリート軍人である久堂清霞と出会い、ぎこちないながらも、互いを信じ、慈しみ合いながら、生きることのよろこびを知っていくという「政略結婚から始まる和風シンデレラ・ストーリー」であるとされています。
そのキャッチフレーズは、「〝愛〟と〝異能〟が紡ぐ、異色のシンデレラ・ストーリー」です。
鬼などの人に害をなすものが「異形のもの」とされ、これを退治するための超常的な力が「異能」とされています。
そして、その「異能」を持つ「異能者」は特定の家系にしか生まれず、そういった家系同士が政略結婚を繰り返しながら、「異能者」を連綿と引き継いできました。
ここらへんまでは、ライトノベルではよくある設定かもしれません。
ただ、「異能」を持たない(と思っていた)ことで、自分には存在価値がないものと刷り込まれ、すぐに「申し訳ございません」と謝罪する癖が身に沁みついている主人公の美世が、異能の家系では名家とされる久堂家の当主である清霞の婚約者候補になり、「異能」の有無に関係なく大切に扱われ、自らの存在価値や自尊心・感情を取り戻していくという出だしからして、そのストーリーには引き込まれました。
ラブストーリーとしても、奥手な美世と不器用な清霞のやり取りには、好感が持てます。
まどろっこしさを感じつつも、つい応援してしまうという感じです。
原作がベストセラーになっているのも、アニメが大ヒットしているのも、納得できる作品です。
コメント